健康診断の腹部エコーで「胆嚢ポリープ」を指摘されると、不安になりますよね。 胆嚢は肝臓の下にある「胆汁(消化液)を蓄える袋」です。その内側にできた小さな盛り上がりをポリープと呼びます。
多くは良性(コレステロールの塊など)で心配のないものですが、まれに「がん」などの腫瘍が隠れていることがあります。そのため、「大きさ」「形」「変化の有無」を慎重にチェックします。
大きさと対応の目安(一般的な基準)
エコー検査での「最大径(一番長い部分の長さ)」が判断の大きな基準になります。
| ポリープの大きさ | 一般的な対応 |
| 5mm未満 | 基本的に良性の可能性が高く、定期的な健診で経過を見守ります。 |
| 5mm〜9mm | 数ヶ月後(3・6・12ヶ月など)に再検査を行い、大きくなっていないか確認します。 |
| 10mm以上 | 「腫瘍」の可能性を否定するため、精密検査(専門医への受診)が推奨されます。 |
注意が必要な「形」と「変化」
大きさだけでなく、以下の場合は精密検査や慎重な経過観察が必要です。
- 形の違い(広基性など): キノコのように茎があるタイプ(有茎性)よりも、根元がべたっと広く盛り上がっているタイプ(広基性)は、注意が必要な場合があります。
- 増大傾向: 前回の検査に比べて、明らかに大きくなっている場合は、サイズが小さくても詳しい検査を検討します。

「病院に行くべき? 様子を見ていい?」の判断
- すぐに受診(精密検査)を: 10mm以上のもの、または医師から「形が気になる」と指摘された場合は、消化器内科や外科を受診しましょう。
- まずは経過観察(再検査)でOK: 5〜9mm程度であれば、まずは「形や大きさが変わらないか」を数ヶ月後のエコーで確認するのが一般的です。
【受診時のポイント】
精密検査を受ける際は、健診結果(ポリープの大きさ、形、個数、前回との比較が書かれた報告書)を持参すると診断がスムーズです。
こんな症状があれば早めに相談を
胆嚢ポリープ自体で痛みが出ることはほとんどありません。しかし、「右上の腹部の激痛」「発熱」「黄疸(白目が黄色くなる)」がある場合は、胆石や胆嚢炎など他の病気が隠れている可能性があるため、早めに医療機関を受診してください。
※本ページは市民の方向けの一般的な情報です。最終的な対応は、エコー画像の詳細所見や体質・既往歴を含めて、担当医が総合的に判断します。
